1.) 造形 3DPrinting
ビルドBOX内に複数個の造形物を、Z軸方向にも積層して何個も造形できます。
BinderJet方式を用いた3Dプリンタは、金属から砂、セラミックス、複合材料に至るまであらゆる材料を3D造形することが出来る技術力があります。
3Dプリンタは今では研究開発、試作だけに留まらず実際の製造にも採用され始めております。お客様の事業や商品の開発がより充実したものとさせて頂きます。
お気軽にご相談ください。
薄く敷いた粉末にバインダー(結合剤)を塗布しながら積層し、乾燥炉で成形体として固めた後、焼結することで部品を造形する製法です。
バインダージェット方式では、「積層造形」と「焼結」の2つの技術を組み合わせています。
<バインダージェット方式の特徴>
1.他のプリンターで必要な「サポート材」が不要です。造形されなかった周辺の材料が造形物を支えます。サポート材の設計が必要なく、造形後にペンチで除去する必要もありません。
2.サポート材が必要ないので、ハングする形状など複雑な積層造形が可能になります。
3.室温で造形が可能です。高温による金属の劣化(酸化)が抑えられます。
4.造形物がプラットフォーム(底面プレート)に接触していないため、造形物を切り離す分離作業が必要ありません。
5.積層方向に、何個も造形物を積み重ねられます。とにかく、高速に沢山の造形物を得る事が可能です。
<レーザー方式に比較して、検討が必要な点>
1.バインダージェット法で造形したグリーン体は、造形強度が低いので、乾燥後、焼結する必要があります。その際に、約20%収縮するために寸法精度の検討が必要になる場合があります。セラミックの焼き物と同じです。
2.部品の寸法は造形装置のソフトウェアによって補正された状態で造形されますが、部品の形状や造形条件によって、収縮が不均一になる可能性があり、設計段階での検討が必要になる場合があります。
3.SUS-316Lなどの金属では、99%以上の成形体密度(焼結後)が得られますが、使用する金属により、最終的な部品密度に関して検討が必要になる場合があります。
4.真空で造形しないため、粉じん爆発の可能性のある材料は使用できません。
1.) 造形 3DPrinting
ビルドBOX内に複数個の造形物を、Z軸方向にも積層して何個も造形できます。
2.) 乾燥 Drying
バインダーを十分に固化させるために、200℃で乾燥させます。
3.) 取り出し De-powder
造形物を粉体層から発掘します。造形されなかった周りの金属粉は再利用できます。
4.) 焼結 Sintering
約30時間かけて、焼結を行います。焼結後、冷却して完成です。
● 最大試作造形寸前寸法:160mm×65mm×65mm
● 多種の粉末材料(SUS、WC、銅系、Inconel等々)に対応します。
お客様からの支給の粉末材料も使用可能です。
● 超音波式リコーターで10μmレベルの微細な粉末も安定積層できます。
面粗度がUPします。
本体寸法 | 160mm×65mm×65mm |
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最大処理量 | 166cc/時(10in3/時) |
バインダー | ・水性バインダー ・フェノール剤 |
● 最大試作造形寸法:400mm×250mm×250mm
大物品・量産品にも最適!
上記のBOX内で同時に小型部品の多品種生産もできます。
● 試作機よりも積層スピードUP、最大処理3600cc/時!
● 試作機からのスケールアップが可能です。
● 多種の粉末材料(SUS、WC、銅系、Inconel等々)に対応します。
お客様からの支給の粉末材料も使用可能です。
本体寸法 | 400mm×250mm×250mm |
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最大処理量 | 3600cc/時(220in3/時) |
バインダー | ・水性バインダー ・フェノール剤 |
● 最大試作造形寸法:400mm×250mm×250mm
複雑な試作品の造形や連続運転での量産が可能です。
● プリンタ本体に、オプションで粉末リサイクル装置、乾燥炉、焼却炉を追加可能
● 材料に合わせて幅広いパラメータ設定が可能です。
● 大型で複数な形状の部品の造形が可能です。
● 高い設計自由度があり、細かく複雑な形状に対応可能です。
● 多種の粉末材料(SUS、WC、銅系、Inconel等々)に対応します。
お客様からの支給の粉末材料も使用可能です。
本体寸法 | 400mm×250mm×250mm |
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最大処理量 | 1600cc/時 |
バインダー |
・水性バインダー ・フェノール剤 |
3Dプリンタの導入、試作のご相談お待ちしております。
用途、環境等に合わせて最適な3Dプリンタをご提案させて頂きます。