①サンプルをサンプルステージに取り、 コロナ放電によって帯電させます。サンプルは固定された状態のまま、測定センサーがサンプル上までスライドし、 表面電位の測定を開始します。
静電気拡散率測定装置
静電気拡散率測定装置による帯電減衰性測定
NS-D100型による帯電減衰性測定
NS-D100型による試験では、日本工業規格JIS C61340-2-1 で規定されている試験法に基づいて静電気電荷拡散性を測定します。
サンプル表面をコロナ放電により均一にチャージ、表面電位の減少を測定します。チャージから計測終了までは、装置による自動測定です。表面電位の変化の様子をそのままグラフでご覧いただくことができます。また、比較試験によりサンプルの現象を数値化、帯電・付着トラブルの改善にお役立てていただけます。
測定方法
②専用アプリケーションを用いてセンサーからの信号を収録します。表面電位減衰曲線が得られ、次式より減衰速度を算出します。
V = V0 exp (-α√t)
Vは表面電位、
V0は初期表面電位、
αは減衰速度、
tは減衰時間です。
以下のような評価が可能です
- 粉体、金属、プラスチック表面、ゴム、布、セラミックス等幅広い材料分野で
- 油(不揮発性)、水溶液等でも
- 各種素材の表面における静電気の拡散率
- 静電気現象から洗浄による表面の違いを
- 付着力と静電気の関係
サンプル基板の比較
サンプル | 基板詳細 |
---|---|
PCTA | ポリカーボネート |
PYA | ポリエステル |
PYTA | 制電ポリエステル |
ACTA | 制電アクリル |
樹脂基板の帯電減衰速度(+)側
納期
1週間~2週間
検体を拝受後、測定・データ処理を含め、弊社からご報告書の発送までの期間(時期やサンプル特性・条件により、納期が前後する場合がございます。詳しくはお問い合わせ下さい)