遠心法付着力測定装置 NS-Cシリーズ

遠心法付着力測定装置 NS-C100型

測定について

測定は大別して画像解析部、遠心分離部より構成されます。画像解析部は撮影装置、画像解析装置、映像モニタにより構成され 遠心分離部は高速遠心機、サンプルセルにより構成されます。

独自設計のセルとローターを用いて付着力を測定いたします。

サンプルの付着する平面は、回転軸に対してイラストのように設置いたします。

試料表面の画像を撮影いたします。

基板と粒子の設置状態を示しています。

粒子を基板に散布した初期状態を記録します。

遠心力に応じて画像を撮影いたします。

測定方法

 

サンプルを装置標準のホルダに装着して、高速遠心機にて所定の回転数で遠心分離し、 粒子の分離状態を記録します。 この際、粒子に作用する分離力を粒子密度、粒子径、回転数、回転半径から算出します。

 

初期の付着量に対して、回転後の粒子残留率を測定し、50%の粒子が分離する分離力 (この場合分離力は付着力、または摩擦量と同等)を算出し、平均付着力F50を算出します。

残留率が50%のときの分離力=平均付着力として計算します。

均付着力として計算します。 粒子の残留率Rが50%となる回転角速度ωを算出し、次式より平均付着力F50を算出します。
F50=(π/6)・ρ・d3・r・ω2
ただし、ρは粒子密度、dは粒子径、rは回転半径、ωは粒子が50%分離する際の回転角速度とします。

遠心機による遠心分離と、カスタマイズされた専用撮影装置による画像解析により、 5ミクロン程度の微小粒子でも付着力(平均付着力F50)を定量することが可能です。

以下の評価に適しています

・物体一般の付着力評価
・トナーの付着性評価(OPC、転写ベルト等とトナーの付着力の定量)
・トナーの温度依存性付着力効果(湿度による付着力変化の定量)
・原料粉末の製造装置への付着性評価
・半導体などのクリーニング性の予測・評価
・摩擦力の定量(水平方向への分離:クリーニングブレードによるクリーニング性の予測等)

受託測定価格

弊社の受託測定は、Aタイプ:サンプル数によるお見積 と Bタイプ:1日単位(6時間:測定可能サンプル数に上限あり)によるお見積の2タイプがございます。測定費用の他に、別途、取得データのご説明サービス(WEB、またはお立合い)がございます。

タイプ 測定方法 詳細
A 47,500円 / 1サンプル データ処理、データ解析を行います。報告書作成
B 185,000円 / 1日

6時間以内でデータを取得します。

データ処理、データ解析を行います。報告書作成


Bタイプ: 1日の最大測定可能数:5検体まで(常温・常湿)
指定温度条件(50℃まで)などの場合は25%割増価格となります。
別途、有償のデータご説明サービス(WEB、またはお立合い)がございます。(本ページ下部をご参照ください。)

納期
1週間~2週間
検体を拝受後、測定・データ処理を含め、弊社からご報告書の発送までの期間
(時期やサンプル特性・条件により、納期が前後する場合がございます。詳しくはお問い合わせ下さい)

Operating company運営会社

株式会社ナノシーズ

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The ExOne Company

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株式会社パシフィックソーワ

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